救われていること。

今日はCGグラフィックデザイナーの取材。CMやテレビ番組はもちろん、押井守監督の下『イノセンス』の
制作を行ったスタッフである。彼の仕事場で取材。
私、ライター、クライアント、カメラマンで現場に出かける。
クライアントは私たちに好意的な態度を見せながら、あとで返ってくるのはクレームばかり。
人間不信になりそうである。
唯一救われているのは、いっしょにやっている女性陣が骨のあるスタッフであること。経験は少ないが、
人間を冷静に見ている。辛そうにやっているスタッフには積極的に手を貸し、助けようと動く。
私も助けられることが多い。
経験が少なくても、基本的には好きにやらせるようにしている。そのせいか苦手な仕事でも責任をもって
やってくれる。こちらにツッコミが入るくらい(笑)。
手を抜いているスタッフには、力は貸せないと手厳しい。順調に育ってくれているのがとてもうれしく、
彼女たちがとてもカワイイと思える。

月曜日までに1000字程度の文章を5つ仕上げなくてはならない。
そのうちの2つはリライト。3つは失敗した取材の尻拭いである。


私自身が同席していない取材のテープを聞きながら、ライティングする。
これは非常にツライ。状況がわからないのはもちろん、インタビューする人間から
引き出せているかどうかもわからないものを聞き、書かなくてはならないのだ。
現場でしっかりと話を聞き出しディレクションしていれば、まず心配ごとはない。
ところが失敗しているものは、手のほどこしようのないものがほとんどなのだ。


まあ愚痴をこぼしていてもしょうがない。
とにかく月曜日までに5つ済まさなくては。