80年のつきあい。

愛用の歯ブラシ

ちょっと古い話だが、雑誌『Quick Japan』は結婚特集。
そこに、MOODMAN夫妻、愛息・奏太くんの写真と、夫婦のなれそめについて書いてある。
出会いがディスクユニオンというのもおもしろかったが、なんといってもいいなあ、と思ったのは、
奥さんが会社員として働き、ストレスで体調をくずしたときにMOODMAN氏が
「無理に働かなくてもいいから、いっしょに暮らそう」といったというくだりだ。
やっぱり彼はイイ男だなあ。

私はかつて音楽をやっている/つくっている人と、何度か交際した経験がある。
けれど、いずれもうまくいかず、それからは音楽をやっている人間はどこか“信用しがたい”と
思うようになった。
それからは、好きな音楽家のプライベートは、一切興味がなくなった。
けれども前述のMOODMAN氏や加藤雄一郎さんらを見ていると、あくまでも人によるのだ、
と思えるようになった。
確かに、人間を十把ひとからげで見るのは、馬鹿げているよなあ。

最近、重宝しているのが、写真の歯ブラシ。
私は歯並びの関係で、いくつか磨きにくい部分があるのだが、
歯科医でこれを購入することによって、細かいところもしっかり磨けるようになった。
先日新たに、外出用も購入した。それくらいハマっている。


朝・昼・夜とふつうの歯ブラシでブラッシングしたあと、この歯ブラシで
磨きをかける。
歯磨き時間がふだんの2倍かかるので手間がかかるが、歯茎にネジを埋め込む
インプラントは遠慮したいし、入れ歯も勘弁してもらいたい。
そんな私に残った選択肢は、“手間をかけること”。
これしかないらしい。


人生80年。自分の歯とつきあう年月は、とてつもなく長い。


歯ブラシさま、お世話になります・・・