InterBEE2005@幕張メッセ。
風邪をひいた。咽の調子が悪い。 私は粘膜系が弱く、鼻や咽、胃をいためやすい体質だ。 だから人一倍注意しなくてはならない。 最近は精神的に疲れることが多く、いくぶんまいっている。 からだとこころは一体だから、病気にかかりやすくなっているのだろう。 今年のインフルエンザには、かかりたくないな。注意せねば。
今日は朝から幕張へ。ここ1〜2年行ってなかったInterBEEに行ってくる。
もちろん目的は、プロオーディオ。各社どんな新製品をリリースするのか
楽しみである。
残念ながら、目新しいものはほとんどなかった。
おもしろかったのは、オーディオテクニカのブース。
昔のコンデンサーマイクで録ったものと、近年のコンデンサーマイクで
録ったものの比較ができるのだ。
同じヘッドフォンでそれらを聞けるようつくってあるのだが、
音の違いが明確にわかる。昔のコンデンサーマイクは、音の粒子が
なめらかだったな。
オタリテックでは、GENELECの新しいモニターを。
calmさんが購入していた8030Aは買えそうにないので、
新製品の小型モデル8020Aでもいいかな、と思った。
もっとも好みだったのは、生産終了となった2029A/B。
デザインがよかったのだが…
※なお、オタリテックのブースの模様は、こちらをご覧ください。
http://www.otaritec.co.jp/news/etc/interbee/2005/report.htm
かつて仕事をしていたY社のブースへ。Versionが上がっただけで、
新しい製品は1点しかなかった。何しろ10日前にリリースしたばかりという
デジタルミキサー・M7CLシリーズ。
どんなものかと思いきや、老人向け携帯?に近い発想。
よりわかりやすく、簡単に。いわばレイヤーがないのだ。
デジタルミキサーはフェーダーをレイヤーというかたちをとって、
仮想フェーダーをつくっているが、今回の製品はレイヤーを
つくらずフェーダーの分だけチャンネルがあるのだ。
あとはタッチパネルでEQやダイナミクスを呼び出すことができ、
便利でしょ?ときている。
アナログミキサーよりアナログらしいでしょ?と言っていたが、
どういう意味なんだろ(笑)。
しかし最近のデジタルミキサーは恐ろしい。
特に5.1サラウンドでミックスできるものに関しては、凄まじいほど
計算されていて、人間が入り込むスキがない。
たとえば、レフトからファントムセンターへ音が動いていくと、
その位相や距離を測ってくれるばかりではなく、部屋の材質まで設定でき
それに近い響きまで計算してくれる。
ここまでいくと、作り手の創意が表現できない。
機材に振り回され、ここまで使い込んでみろとメーカーから言われているようで
萎えてしまう。メーカーは、作り手に何をつくれというのだろう。