感謝。

新潟で買ったシングル。

先日新潟に行ったときに、2枚のシングルをフリーマーケットでゲットした。
応蘭芳の『火遊びのブルース/渚の歓喜(エクスタシー)』と、
森山良子の『小さな貝がら/雨上がりのサンバ』。しめて100円。
この2枚がいっしょに売ってるというのは、妙だ。その道の誰かが売ったとしか思えない。
まあ縁があったということだろう。ともかく、我が家へようこそ。

先日、自宅に電話が入った。こちらにかけてくる人は珍しい。
誰だろうと電話に出ると、10年以上も前につきあっていた彼だった。


荷物を整理していたら昔のアドレス帳が見つかり、私の電話番号が
目にとまったので、まだこの電話の場所に住んでいるのかと思って
かけたのだという。
しかも引っ越しをしたので、友だちを集めてパーティをやる予定らしい。
それに来ないか?というのだ。


彼とはけっして後味の悪い別れをしていないが、友だちづきあいは
できそうにない。「行けそうにない」ときっぱりと断った。
よく“別れたあとも友だちづきあいができるか?”などという話になる
ことがあるが、頭のなかでは“できるんじゃないかな?”と思っていたが、
いざとなるととても考えられないことに気づく。


彼は、桁はずれにやさしい人だった。当時のことを思うと、たくさん幸せな
時間を与えてくれたと思う。“感謝したい”気持ちはいっぱいだ。


彼は私に「結婚はしたのか?」「九州に戻るつもりはないのか?」など
数々の質問を浴びせかけてきた。思えば当時と状況は何ら変わってはいない
のだなあ。


歳月はずいぶん経ったけれど。