パーソナル。
渋谷で資料を探していたら、ふとcalmさんの渋谷FMの生放送があることを思い出す。 加藤雄一郎さんのアルバム『Pouring』の発売も近いので、きっとcalmさんは選曲するだろうと思い、 立ち寄る。 calmさんはヴィンセント・ギャロなどを流しているなか、加藤さんの曲も選曲していた。 題名はきちんと聞き取れなかったが、聴いたことのない曲だった。よかったなあ。 仕事もあるので、その場をすぐに立ち去らなくてはならなければならなかった。残念。 その後、calmさんはどんな選曲をしたんだろう。
渋谷FMで久々にヴィンセント・ギャロを聴いたら、こころに沁み入ってしまった。
シンプルな編成でできあがった音楽は、心を打つ。
隠すことのできないパーソナルな部分が、音にのるからだろう。
ギターが弾ける人なら、手持ち無沙汰なとき、ギターをかかえて
ひとり歌いたくなることがあるだろう。
たとえ楽器ができなくても、秋の夜にひとり部屋にいるときには、
しじまを耳にしたいこともあるだろう。
そんなパーソナルな気持ちに応えてくれるアルバムは、
とても少ない。
私の思いつくアルバムをここに列記しておこう。
Pierre Barouh「cava,cava vient」
Vincet Gallo「When」
Tony Kosinec「Bad Girl Songs」
Syd Barrett「Madcap Laughs」
秋吉久美子「Kumiko Akiyoshi」
安田南「Some Feeling」
桃山晴衣「弾き詠み草」