材木座海岸、再び。

おしろい花

今日はMOODMANさんのパーティ@代官山UNITに井野元香織ちゃんと行くはずだったが、急遽とりやめになってしまう。
…ごめんなさい、MOODMANさん。近く“スローモーション”か“ゴッドファザー”に顔を出します。

それで、またしても材木座海岸に行くことにした。
こうしてひとりでも行きたいと思うのだから、本当にあの場所が好きなのだろう。
うーーみはひろいいなあ、おおきいなあああ♪
道すがら、思わず歌いたくなってしまう。


海岸に向かう道に、“おしろい花”を見かける。
大好きな花。夏は“あさがお”、“ひまわり”、そして“おしろい花”だ。
これを見なければ、夏とは言えない。
できれば団扇をもって浴衣を纏って、おしろい花の道を歩きたいのだが、
残念ながらそれは叶いそうにない。


この道には定番のピンクはもちろん、白や黄色など、さまざまな色の花が
咲き乱れている。とても美しい。
花の可憐さもさることながら、種がとりやすく、わかりやすい。
花弁のところにしっかりと黒い種を残す。
この逞しさがこの花を繁栄させているのではないかと思った。


小さい頃はこの花の花弁から花びらの間からちぎり、おしべとめしべを
抜いて笛にして遊んだ。
もちろん今日もやってみる。
・・・全然鳴らない(苦笑)。
なぜこうも下手になったのだろう。
昔は15秒くらいは鳴らすことができたのに。


気を取り直して、海岸へ急ぐ。
スニーカーから、サンダルへ履き替える。
通りがかりの60代とおぼしき女性が「あら!用意がいいわね!」と私に声を
かける。
…「もちろんです(笑)」と答え、海へと走り出す。


先日calmさんが行ったイベントの場所をはじめ、すべて海の家が取り払われ
ていた。
もはや夏ではないようだ。
海岸にいるのは、一人のサーファーと私、そして数人の犬を連れたこの海岸の
近辺に住む人々だけらしい。


しばらくすると、波と戯れる犬たちが交尾をしはじめた。
海を見ると心地よいのか、つい発情してしまうのか。
そこに動物と人間の違いはないようだ。