ノイズ/インダストリアルとともに。

COP SHOOT COP@新宿アンティノック

以前、懐かしいフライヤーが出てきたという話をしたが、今回写真でアップすることにした。
COP SHOOT COP@新宿アンティノック(86、7年くらい?)。
COP SHOOT COPなんて当時ノイズをビシバシ聴いているヤツしか知らないかもしれないが、
とてもユニークなバンドだった。まだ10代だった私は残念ながら東京には行くことはできず、
地元の輸入レコード屋でフライヤーをもらって、そこの店主と熱く語りあうことで気を紛らわせていた。

このライブのゲストは、ボアダムズ。
『恐山のストゥージズ狂』を手にした私は、なんていいバンドが日本にもいるんだろうと思っていた。
あれから17年。私の気持ちは何ら変わっていない。やはりボアダムズはカッコイイと思う。
COP SHOOT COPのレコードをつくっていた、そしてこのライブを主催した、
スーパーナチュラルオーガニゼーションについては多く触れないが(笑)、
やっていきたい方向性や意志は、私はとても好きだった。
私のほかに中原昌也くんもかなりの常連客だったようだが、この店/会社のことを知る人は今じゃ少ない。

久々にノイズ/インダストリアル系の音楽が気になってネットで調べてみる。
ここが初級編としてよいのではないかと思う。


〈ノイズミュージックとは何か〉http://www.angel.ne.jp/~ganzfeld/kk/noisemusic.html#cu


Current93やNWWは、ジャケもインパクトがあったなあ。
ドクロの紋様の型押しが、全体に入っているジャケットだとか。
ノイズ/インダストリアルだからそんなにプレスしているはずないんだけど(笑)、
妙に豪華で。
レコードに触れる前から溢れるものをジャケットから感じとれたし、そこがよかった。
押さえられないものがあるって最高だからな。


ノイズ/インダストリアルといえば明大前のモダーンミュージックも忘れてはならないところだろう。

http://homepage2.nifty.com/PSF/indexm.html


高柳昌行野坂昭如マリア観音桃山晴衣が、ここまできっちり揃ったところなど、
この店しかないに違いない。
ここに掲載されたカタログを見ていくと、ゆらゆら帝国の昔のカタログが目に入ってきた。
私はメジャーになってからは、彼らがどんな音楽をやっているのか知らないが、
インディーズ時代はよく、ライブに行っていた。
というのも、当時ドラマーだった沢田守秀氏と親しくさせてもらっていたからだ。


http://www.asahi-net.or.jp/~BV3M-YSMR/jc-interview6.html


沢田氏は雑誌『MARQUEE』(現在の風体ではなく、プログレ専門誌だった頃)の編集者で、
当時私は何度かここで書いたことがあったのだ(ま、若気のいたりですね)。
彼が『MARQUEE』を辞めてからも、自宅に遊びに行ってアナログシンセを見せてもらったり、
彼の仲間たちと彼の自宅で食事をしたことなどもあった気がする。
もちろんドラムはこれまたスゴく、味のあるタイプだった。
変拍子を叩かせても4ビートを叩かせても、彼だと一聴してわかる。そこが非常によかった。


ここ数年、彼とは連絡をとっていないが、確かモーニングマシーン&ソフト娘(略してモーソフ)
というカンタベリーのバンドを組んでいるというのを聞いたことがある。
このバンドは以前、ミュージックマガシンの自主制作盤のところで行川和彦氏がとりあげていた。


しかしながら沢田氏はどうしているんだろう。
これ読んだら、連絡でもください。


…ずいぶん話が横道に逸れたが、ノイズ/インダストリアルの世界は非常におもしろいと思う。
渋さ知らズや、EYEちゃんに惹かれている方々、ぜひともこのあたりまで下って行ってほしい。