初めての日テレ。

今更ながら、ブッシュの話。引き続きあなたですか・・・。
世界はあなたにNO!といっているのに、皮肉なものですね。
戦争が大好きな国に、戦争が大好きなトップ。所詮、そんなものなのでしょうか。

今日は正午すぎに、日テレで取材。
バラエティ番組を担当するディレクターNさんのインタビューだった。


日テレに行くのは初めて。
現地に向かいながら、伯父の姿が浮かぶ。
伯父のテレビ局も日テレ系列。地方ならではのクロスネット
彼の会社のスタッフもこうして日テレに足を運ぶこともあるの
だろうか。
嫌いな伯父だが、気にかかるらしい。私も年を重ねたんだなあ。


カメラマン、ライター、クライアントとは、2Fのロビーで待ち
合わせた。
受付を済ませ、スタジオに入る。
日本テレビタワーにはあれほどたくさん人がいたにもかかわらず、
スタジオは驚くほど人間が少ない。


照明さんが来ていないせいか、スタジオが暗い。
セットもまだできていないため、先にインタビューを敢行する
ことにした。螺旋階段を降り、MA室を抜け会議室で話を訊く。


Nさんは私と同じ年齢。現在は、番組制作の会社を経営している。
彼は専門学校在学中から、コネでバラエティのアルバイトをしはじめ、
『天才たけしの元気がでるテレビ』でディレクターになったのだと
いう。
当番組はバラエティのあらゆる要素が含まれており、今や伝説と
なっている。
強行なスケジュールを立て、まさにオンタイムといえるべき人に会い、
企画を実施する。オンエアまでたった数日しか経っていないせいか、
いつも新鮮で、おもしろかった。
それが『天才たけしの元気がでるテレビ』の魅力。
Nさんに言わせると、現在それを実施することはとても難しい
らしい。


この番組は、かのテリー伊藤氏が、総合演出を手がけていた。
Nさんは彼の発想の豊かさに舌を巻き、未だに当時の番組制作の
おもしろさを振り返ることもあるらしい。
テリー伊藤氏もNさんを未だにかわいがってくれるのだという。


テレビ業界は本当にたくさんのスタッフが関わりあい、番組を
つくっている。
コミュニケーションの難しさ、楽しさを感じつつ、自分の夢を
実現すべく葛藤している。Nさんは特にそれを口にしなかったが、
ことばの節々にその重さを感じとることができた。