テープ起こしはいらない。

鯛のレモンじめサラダ。

今日は
豚肉のニンニク味噌炒め
鯛のレモンじめサラダ
油揚げとにんじん、絹さやの味噌汁

ここ数年、麦みそばかり使っている。
ただ、フンドーキンの“生きてる”から、“九州育ち”に鞍替えしたけれど。
しょうゆも“うすくちしょうゆ”に変えた。やっぱり黒いしょうゆはイヤだ。気に入らない。
上京してすぐの頃は「夏の暑さにしょうゆが黒くなった」「腐った!」と思い込み、
ペットボトルの半分以上もあるしょうゆを、捨てたこともあったっけ。

先日炒飯を作った。“うすくちしょうゆ”を鍋はだに流し込むと、黄金に輝いて見えた。
美しい。その瞬間、しょうゆはやはり“うすくち”にしようと決めた。

最近はクライアントと私の厳しさに、ライターが
根をあげることも多くなってきた。
一人はドロップアウト、一人は今後仕事を続けていくのが難しいだろうと
こちらが判断。
残るは4人のライター。毎日のようにインタビューが続くので、4人で廻して
いくのも大変なのだ。

もっとライターが欲しいのだが、意外と適任がいない。
音楽に限らずエンターテイメント業界全般なので、ある程度業界の予備知識が
あるほうがいい。もちろん一夜づけで勉強していただいても構わない。
むしろ知識うんぬんより、人から話を聞き出すのが得意だとか、
どこを文章としてフューチャーすべきかを考えられる人のほうがいい。


正直言うと、日本語がままならないライターが多いのだ。
フリーライターといえども、こんなに日本語が下手なのか…と呆れ果てている
のである。これでも食べていけるんだなあ、と。
主部と述部が整合しない。リズム感が悪い。簡潔に文章が書けない。
ただ単に字数ばかり費やしているだけである。
こちらが赤字を入れて“トル”としたところで、何ら文章の意図は変わらない。
必要のない言い回しを入れるなら、その分話し手の“生きたことば”が盛り込める
わけである。
そこを理解していないライターが多すぎるのだ。


要はテープ起こしを望んでいるわけではなく、文章のプロを求めているわけである。
これが意外といないのだ。


去年の年末だっただろうか。あるサイトで雑誌編集者の書き込みを読む機会があった。
…ヒドかった。
書いている内容の意味が全く汲みとれない。
しかもひとつの文章が長すぎて、オチまで読み続けるのが辛い。
拷問である。これで超一流の大学を卒業しているというのだから、
世の中は不思議なものである。


この編集者に赤字を入れてもらっているライターがいるのかと思うとぞっとした。
それからその雑誌は恐ろしくて、読んでいない。