自分を曲げることができない人間。

doppelのHPのトップページがおもしろい。(http://www.doppel.to/)
昔ながらの京都の家と、現代的なビルの見事なコントラスト。
これがリアルな京都なのだろう。
今年のGWに京都を訪ねたときに、山尾とタクマに連れられていった鴨川沿いの定食屋。
あそこも決して京都ガイドブックに載ることはないだろう。
京都の郷土料理を食べさせてくれるわけでもなく、ごくふつうの定食屋にすぎないから。
(ただ味は抜群においしかったけど)
“観光仕立て”になっていないところに、妙にリアリティを感じてしまう。

最近、calmさんの『Ancient future』をよく聴いている。
誰もが好きな〈Light years〉もいいが〈Still Dreaming〉のような曲もいい。
疲れた時は4つ打ちとシンセパッドがあれば、私は事足りるのだ。


私は自分を曲げることができない人間だ。
自分を曲げるくらいなら、迷わず嫌われるほうをとってしまう。
しかもよく人を突っぱねる。人もたくさん泣かせてきた。
私は優しいと言われることが多いが、それは違うと思う。


2、3年前だろうか。
10年ほどつきあいのある女の子を泣かせてしまった。
その女の子の言動が思いやりのないように思えて、私は激しく攻め立てたのだ。
彼女は新潟から東京に来ており、我が家に泊まっていた。
朝からずっと彼女は泣きっぱなしで、ほとんど話にならなかった。


やがて彼女が新潟に帰る時間になる。
我が家の駅から東京駅の改札を抜けるまで、彼女はずっと泣いたまま。
私の姿を一度も振り返ろうとしなかった。


それから一切彼女とのつきあいはない。