電波媒体。

久々に朝、電車に乗る。早いといっても9:00台だから、大して早いとはいえないのかも
しれない。とにかく満員電車は苦手。私が利用している田園都市線の8:00台の電車なんて
人が乗るシロモノではない。人間の身体も精神もプレスされる恐怖の乗り物。
あの電車に40年間乗り続けるオヤジさんたちは、本当に我慢強い。

今日は朝から青山に行く。
営業を兼ねて。今まで手がけたことのない媒体をやりたいと思って
いた矢先、先方もお会いしてくれるということだったので早速、
話を伺いに行く。


今までは紙媒体ばかりだった自分だが、今回のお話は電波。
音を使って広告制作をする。


とはいえ、音をつくるのは私ではなく、発注者の先方だ。
私はあくまでもコピーライターとして仕事に関わる。


電波媒体の場合はいわゆる広告制作と違って、演出家や
放送作家に近いのだという。場面設定を考え、セリフを考え、
製品紹介に至る。それが制限時間に収まればOK。
そういう世界らしい。


担当者の話を一通りきいたあと、先方からひとつの提案がある。
実際、発注のあったものを課題にひとつ広告をつくってくれという。
それがよければ、あなたに発注しましょうという。
電波は全く経験のない自分なので、これは営業代だと思い、引き受ける。
まずは腕だめし。いいものをなんとかつくろうとこころに誓う。


ランチタイムは青山のCAYへ。格安のランチをやっている。
600円のセットが何種類もある。青山にしては驚きの価格だ。
挽肉と卵の定食を注文する。
その後、森川さんと軽く話す。彼は夜活動する人間だと勝手に思い込んでいたのだが、
昼も料理をつくっているらしい。「僕は一日中働いてますよ」と言われてしまう。