子どものちから。

昨晩は雪が降ったようだ。
雪の降る日は寒いが、その翌日もまた寒い。降った雪が凍りつき、冷気が漂うせいだろう。

しかし冬は長いな。
四季というけれど、12ヶ月は1/4に均等に分かれているわけではない。
改めて考えても、やっぱり冬が長いんだと思う。

加藤雄一郎さんから、ライブ告知のメールをいただく。
定期的に送ってくださるこのメールのおかげで、
私はさまざまなバンドの情報を得る。


先日、calmさんとKENKOUさんの写真がイイと書いたが、
加藤雄一郎さんからいただいたハガキのなかでも
素晴らしい写真があった。


確か彼の息子さんである遼くんが生まれた時に、送ってくださった
ものだったと思う。
加藤さんが遼くんを抱いた、後ろ姿の写真。
一瞬を捉えたものだったが、あれは非常にグッとくるものがあった。


少子化のせいだろうか。
父親が子どもを抱いている姿を、最近見かけることがない。
子どもは母親とペアであって、父親とペアになる絵が浮かばないのだ。
ファザコンの私としては(笑)、とても残念に思えて仕方がない。


かのジョン・レノンが音楽生活に疲れ果て、専業主夫をしていた頃の
ことである。
息子・ショーンと二人で遊んでいると、
「パパ! パパってミュージシャンなの?」と訊かれたのだという。
たわいのない一言なのだが、そのことばにジョンは音楽をもう一度やろうと
奮起するのだ。


パパはミュージシャンですか?----受け取り方によっては、非常に重いことば
である。ただ子どもの無邪気さゆえ、それが緩和され、しかも背中を後押しされる
かのような輝きを帯びている。


子どもの力って、すさまじいな。