美容法。

堤義明が、いよいよ逮捕されるらしい。
私はWAVEに勤務していた人間。ある意味、西武に育てられたところがある。


80年代を謳歌した人間は、みな西武カルチャーのもとにあったといっても過言ではないだろう。
その西武が今、脆くも崩れ落ちようとしている。


堤義明は年齢を重ねる度、顔がだらしなくなった。
昔はもっとイイ男だった気がするが、今は本当にサエない顔をしている。
若い時よりも美しく感じる、長嶋茂雄とは対照的だ。

人間性は、恐ろしいほど顔に出る。
醜い心根を持つ人間は、不思議なくらい醜くなっていく。
あれは本当に恐ろしいなあと思う。


会社のお局様も、たいがい老けている。
あれはなぜなんだろうと思うが、やはり精神が皮膚や顔を蝕んでいく
という結論に達した。
精神の膿みは残酷だ。


世の中ではアンチエイジングを謳い文句に、高価な化粧品が売られ
ているが、そもそもそんな外的要因は、あまり関係ないような気がする。
おそらく彼女たちは高価なものを購入し、すがることで自分を納得させて
いるだけなのだろう。


私はむしろそこに惨じめさを感じるので、高価な化粧品はいらない。
ごくふつうのものを使っていても、シミができたとか、シワができた
なんてことは一切ないし。化粧品のせいではないと思う。


やはり気になるのは、精神の膿み。
万人が怒っている東京では顔も膿んでいきがちだが、その波になるべく
乗らないようにやりすごしたい。


これが私の美容法。