こころを砕く。
4月まで、あと3日! ついこないだ新年を迎えたと思っていたが、あっという間に今年の1/4が過ぎようとしている。 時の流れは早い。早すぎる。
久々にmusicman(http://www.musicman-net.com/)を見る。
ここのコンテンツであるmusicman relayが好きでよく読んでいるのだが、
今日改めてホッピー神山氏(第7回)のインタビューを見て、思わず納得した。
ミュージシャン/プロデューサーとしてインディーズとメジャーとの関わり、
音楽雑誌やライターに対する見解、大型輸入盤店のこと…。
手厳しいが、どれをとっても的確な発言で大いに共感した。
彼はセンチメンタル・バスや、ラルク・アン・シェルなどを手がけてきたが、
いずれも私はおもしろいと感じていた。
(もちろん趣味ではないけれど)
ラルクの変拍子使い、センチメンタル・バスのアナログシンセ使いは、
マニアごころをくすぐるものがある。
かのセルジュ・ゲンズブールも、フランス・ギャルの後ろでほくそ笑んで
いたわけだが、プロデューサーはもともとああいうものではないかと思う。
あるお題に対して、どう関わっていくか。
それは広告制作も同じ。
うまく受け取り手に消化させるところに、おもしろみがあるのだ。
そこに自分の趣味だけを投入し、受け取り手にここまで登ってこいよ!
というのは、非常に子どもじみているし、深みがない。
上手に消化させるようこころを砕くのが、プロの仕事だと思う。