ヨモギ餅。

加藤雄一郎夫妻&遼くんの写真が、calmさんのホームページの
PARTY INVADERにアップされている。
(http://www.music-conception.com/party.html)
三人の姿が、とても微笑ましい。

北海道ツアーも、楽しかったのだろうな。
今回も、会話まで聴こえてきそうな写真ばかり。
calmさん、坂口さん、SLOW DIDIさん…。
みんなの顔がとても穏やかに見える。

しかしながら加藤さんの日記もパーマさんの日記も、ツアーの内容より
圧倒的に食べ物の話が多いのはなぜ?
いつも日記を拝見しては、吹き出してしまう。

今日、昼間テレビを見ていたら、アイドルグループ・嵐の
相葉くんと桜井くんが山に住む老夫婦のうちを訪ねて行く
番組をやっていた。


私はとかく、おじいちゃんおばあちゃんに弱い。
特に山に暮らすおじいちゃん、おばあちゃんは、
母方の亡くなった祖父母を思い出してしまい、
泣きたい気分になる。
結局、放映の間じゅうずっと、私は涙を流し続けてしまう。


せりを摘んだり、障子の紙を張り替えたり…。
その老夫婦の家には、ゆっくりとした時間が今も流れていた。


あるとき、おじいちゃんと相葉くんは、椎茸を収穫に山へ出かけた。
木に植わったままの椎茸を桜井くんに見せようと、相葉くんは木を
抱えるのだが、とても一人では持てない。
それでおじいちゃんが「俺が持とう」と言い出すのだが、足元がすでに
ふらついている。そこで相葉くんは「僕もいっしょに持つよ」と提案する。
すると、「山では二人で持つほうが危ない!」とおじいちゃんは突っぱねる。
確かにそうだ。都会暮しじゃ、そこに考えが及ばない。


おやつも、その老夫婦は手作りだった。
山のヨモギと、上新粉でつくるヨモギ餅。
餅は70年使っている石臼と杵でつくのだが、納戸から石臼を出すにもひと苦労。
結局、納戸から出して、横に転がす始末。それもなんだか楽しげだった。


そういえば小さい頃、私も祖父母の家でヨモギ餅をつくって食べてたな。
ヨモギの香りが非常に強く、あんこの香りが打ち消されている。
それが本来のヨモギ餅。
そのおじいちゃんも言っていたが、合成着色のなんちゃってヨモギ餅とは、
わけが違うのだ。


物静かなおばあちゃんは、障子紙を張り替えるのに疲れうとうとしていた
桜井くんの頭を優しく撫でていた。


この番組を見て、祖父母がご健在である人が本当にうらやましいと感じた。
時間を戻せるなら、もう一度祖父母に会いたいと思う。