ビルを望む。

日曜日のmi-neライブに顔を出そうと思っていたのだが、月曜日までにやっておかなければ
ならない仕事で行けなかった。次の機会には行けるといいな。

最近、ホームページのライティング料の相場を知った。
私はどうやら圧倒的に高いらしい(笑)。
かつて働いていた会社でやっていた仕事をのひとつに、ホームページのライティングの仕事が
あった。
それを基準に私は金額を算定していたのだが、それが圧倒的においしい値段だったよう。
その後のホームページの仕事も、まるごと一式引き受けるという仕事が多かったので、
ページで割ったことがない。
ライターの友人の話では、とてもホームページのライティングでは食っていけないらしい。
そこで相場を初めて聞かされるのだが、金額を聞いてめまいがした。
私の相場は傍若無人。恥ずかしいくらいだ。

私は基本的に高いところが苦手。
実家も一軒家で、現在住んでいるところもコーポの2F。
そのせいか、ビルは得意ではない。


ただビルは私の人生において、とても大事なキーワードの
ような気がする。


母方の弟(私の叔父さん)が経営していたピアノ教室の階下にあった
貸しレコード店。そこにいた奈良安浩くん。
上京してまもなく働きはじめた六本木WAVE。
そこに勤めていた数々のスタッフと中原昌也くん。
勤めていた広告制作会社の上のフロアにあった、
ラストラム(calmさん、光さん)など。


どれも自分の意図していない行動のなかで、生まれた出会い。
まるで大きな渦巻きのなかにいるよう。
不思議なことに、それがなんだかとても心地よい。


いろんな出会いをくれたおかげで、高所恐怖症でビル嫌いのはずが、
嫌いになれない。
むしろこのビルが生む渦巻きが、どのように変容していくのかに
興味がある。


そう思いながら、ビルを望む。