夫は立派な人である。

私はクラブによく足を運ぶ人間だが、それに似つかわしくないほど古臭い人間だと思う。
古き良き日本が好きな人間であり、その良さを大事にしたいと考えている人間だから、
ちっとも“イマドキ”っぽくはないのだ。

私は、日本人であることを誇りに思っている。
ただ最近の日本は、なんとなく好きになれない。
それでも自分自身が“好きな日本人になればいいや”と思っているので、あまり周りのことは
気にならなくなってきた。

最近、子育て関係の仕事をしていて、つとに思うことがある。
今から書くことは“そんなの理想論だよ!”という方もいらっしゃる
だろうけれど、とりあえず私の考えを話したいと思う。


私に子どもができたら、子どもの前で“パパ自慢”をしたい。
つまり自分の夫は立派なんだと、子どもの前で言い続けたいと思っている。


最近は奥さんと子どもが徒党を組んで、家庭から排斥しているような風潮に
あるけれど、私はそれがイヤでしょうがない。
サラリーマンの多くは会社でこき使われながら、家庭にお金を入れ続けている。
それなのに妻や子どもに馬鹿にされていたら、夫は本当に浮かばれない。
そりゃあ電車に向かって身を投げ出したくなるだろう。
少なくとも私は夫を尊敬していたいし、子どももパパを尊敬してほしいと
思っている。


もちろん夫に、常にカッコ良くあって欲しいなんて思ってはいない。
人間誰しも情けない部分をもっているものだし、カッコ悪い部分を見せて
くれたほうがむしろうれしかったりする。


ただ愛する伴侶には、物事にも人間にも誠実で信頼のおける人間であってほしい。
少なくとも私は、それだけで尊敬できると思う。


まあ夫や子どものいない私がこのようなことを話しても、あまり説得力がない
けれど(苦笑)。


ただ最近の日本の家庭には、疑問を感じることが多いなあ。
いつの日から日本は変わってしまったのだろう。