親不孝娘。

昨日から、家庭の医学のような医学書ばかり読んでいる。
とはいえ、広げたページには正視しがたい文字も並んでいることもあり、読むに耐えない。

私はやはり待つことが嫌いだ。
結果がわかるまでの宙ぶらりんの時間ほど、残虐なものはない。

父には何と声をかけたらいいのだろう。
あてはまることばが見つからない。
これじゃコピーライターとして、失格だ。


私は父を喜ばせた記憶がない。
いつも叱られるか、心配させるかのどちらかだった。
つい1ヶ月前に話したときも、彼は子どものなかで私のことが一番心配だと
言っていた。


親不孝娘ができることと言えば、いったい何だろう。
回らない頭で、ひたすら考える。


GWのMRI検査の結果は、5月半ばには出るのだという。
とても怖い。