濱田庄司

男女のあいだに友情は成立するのか?
よく出る命題だが、私は成立すると思う。

友だちはやはり友だちとしか見れないでしょう!
私は異性として相手を見るケースのほうが少ない人間だから(笑)、すべての人を異性として
見ることのできる人のほうがすごいと思う。友だちには異性や同性の別はない。
人間という範疇になる。少なくとも私はそういう感覚で、友だちづきあいをしている。

それが裏目に出るのか、私は「男に興味ないでしょ?」などと言われる。
…悲しい。興味ないわけないじゃん!

先日の『REMIX』に続き、『サウンド&レコーディングマガジン』や
BRUTUS』を購入した。『BRUTUS』は器特集。まぶしい器が
たくさん並んでいる。世の中にこんなに美しい器が存在していたとは!


濱田庄司の無骨で温かい器に、うっとり。
ときに前衛的。ときにやわらかく。
おいしい料理をこれらの器に盛れば、最高のもてなしができるだろう。
本当に美しい・・・


上ぐすりの塗り方うんぬんより、彼の筆づかいが好きだ。
高校生のころ、書道家になりたいと思っていた私だからか、
筆づかいはとても気になる。
描くのは、絵でも文字でもどちらでもいい。
私にとって、それは等価なのだ。


しかし『BRUTUS』は、写真もよかったな。
イームズの椅子や土間に腰掛ける濱田庄司は、とびきり絵になる。
なんともかっこいい爺さんだ。