凝視する。

私の手。

先日、代官山のラ・ボエームで遅い夕食をとっていたら、私に向かって手招きする人がいる。
(誰なんだろう・・・)
「僕のこと見覚えありません??」と言われる。
「・・・・」

どうやら、calmさんのスタッフと仲のいい「イトウくん」らしい。
calmさんのパーティに、よく顔を出すせいか面がわれているようで(KAMIに皆勤賞!といわれたし)、
先日TUSKさんにも顔は知っていると言われたな。

ん〜ちょっとびっくり。
面がわれてるということよりも、みんなが人の顔をしっかり見ていて、覚えているということだ。
私はほかの人に比べて、人の顔を見ていない。
まじまじと見るのが悪いな、ってこともあるし、意外と恥ずかしがり屋なので私はうつむきがち
なのだ。
とはいえ、顔を知らないというのは失礼だからなあ。もう少し人の顔を見るべきかも。

そういう意味では、KAMIは人の顔をよく見てるなあ。
「今日、元気ないねえ」とか、「盛り上がってるねえ!」とか、人の心の内をしっかり読んでいる。
KAMI、いつもありがとね。

いっしょに仕事をしている女の子スタッフ二人と、ランチをしながら仕事の話をした。
結構、濃い内容の話だったにもかかわらず、そのあと二人から
「手がキレイで、思わず見とれちゃいましたよ」と言われる。


…話を聞いてないんじゃん・・・


私にしては、含蓄のある話をしていたんだけどなあ。


そういえばかつて働いていた会社の送別会のときに、職場の先輩が
私の手の写真ばかりを撮っていたことがあった。
みんな人のパーツまで、よく見ているんだなあ。


あんまり女性らしくない私だけれど、マニキュアをつけるときには、
しっかりと塗る。ネイルサロンは2、3回しか行ったことがないが、
不器用なわりに技術を盗むのは得意なので、上手に塗れているのでは
ないだろうか。


それにいつだったか、マニキュアが剥げていると指先から幸せが逃げていく
などという話を聞いたことがあった。
その話にはなんの説得力もない気がするけれど、確かに剥げているのを見るのは
あまりここちよいものではない。
それを聞いてからは、マニキュアを塗る場合は、きちんと塗ることにした。


まあ、女性であることを意識する時間があってもいいよね。