CMからの回想。

今年の夏は、楽しいパーティがなかなか見つかりそうにない。
父の身体のこともあって、“積極的に遊ぶ”という気にもならないけれど。
お盆は大分に帰るつもりだし・・・

昨年は、江ノ島材木座海岸で、楽しい時間を過ごすことができた。
潮風を身体に纏うというのは、なんて心地よいのだろう!
人間や動物が海を求める、というのは、理屈じゃないのだ。
波が砂浜を打つように、引き寄せられてしまうのだろう。

今年もまた、鎌倉に遊びに行きたいな。

最近、CMで思い出深い音楽が流れている。
Docomoのスティーナ・ノルデンスタムの〈スーン・アフター・クリスマス〉
(『メモリー・オブ・ザ・カラー』収録)と、
カナダドライクインシー・ジョーンズの〈愛のコリーダ
(同名タイトルのアルバムに収録)。


『メモリー・オブ・ザ・カラー』を売り出したのは、
私の大先輩である武田誠氏(現・カフェ・アプレミディ)だ。
当時、私は六本木WAVEで働いており彼の下で働いていたのだが、
確かオランダ経由であの1枚を仕入れたんだと思う。
そして彼はアルバムを耳にするとすぐ、数百枚バックオーダーをかけた。
それが店頭にドカンと並び、話題になったのだと記憶している。


六本木WAVEの売り方は、いつもあぁだった。
特に武田誠氏の貢献は大きい。
私自身も『メモリー・オブ・ザ・カラー』を売っているころが、
バイヤーとしてもっとも楽しい!と思える時代だった。


あのアルバムは、ジャケットもよかったな。
当時、ananをはじめとする女性誌にも掲載され、あの今井美樹さんも
予約するためにわざわざ来店してきた。そんなことも、忘れられない。


クインシー・ジョーンズの〈愛のコリーダ〉は小学校の時、運動会で
使われていたのだ。上級生があの音楽でダンスをしていたのだが、
なんてかっこいい音楽なんだろうと思っていた。
私は父が大音量で洋楽を聞いていたせいか、洋楽に目がなかったのだ。
今考えると、英語の歌詞がオケにバッチリ合う、あのグルーヴ感に
打ちのめされていたんだと思う。


おまけに同級生の友だち山崎照美ちゃん(元気かな?)もかなりの
洋楽好きだった。
彼女は10才以上年の離れたお兄ちゃんがいるせいか、早熟で洋楽の
レコードをたくさん持っていた。
家に行ってレコードを廻しては、意味のわからない英語を口ずさんで
歌っていた。
アバの〈ダンシング・クィーン〉とか、ロッド・スチュワート
〈アイム・セクシー〉とか。
思えば当時から、DJみたいなことをやって遊んでいたんだなあ(笑)。


小学校のときは草木を相手に遊ぶか、レコードで遊ぶか、絵を描くか、
マンガを読むかだった。
考えてみると、今と少しも変わっていないな。