大好きなターラブ。
昼過ぎ、渋谷の246沿いをうろうろしていた。 MUSIC LAND KEYが目についたので、久々に音楽雑誌でも見にいこうかと中へ入る。 1Fのフロアに入っていくとヘビーメタルが流れていて、うんざりする。 ギターが好きな人は、なぜヘビーメタルが好きが多いのだろう。 私はたいがいの音楽は嫌がらず聴くのだが、ヘビーメタルに関しては未だかつて 好きになったことがない。小中学校のときから、全くダメだった。 店を出る時に、クジを引いてくれと店員が言う。 「ほとんどの人がはずれですから…」と小柄な彼は、私に笑顔を見せた。 三角くじをはがしてみると、2等と書いてある。 いただけるのは、有線のチューナーセット。400チャンネルも聴けるらしい。 最近、音楽もののアイテムがよく当たる。 当たりすぎてちょっと気持ち悪いが、もっと音楽を聴け!ということなのかも しれない。素直に感謝しよう。
今、一番欲しいCDがこれ。
http://www.h2.dion.ne.jp/~elsur/contents/newcd/africa/taj-zanzibar.html
奇蹟の音楽ターラブ。アフリカ大陸南に位置する、ザンジバル島の音楽だ。
ミュージッククラブの人々が、あのタージ・マハルとやっているらしい。
とにかく私はターラブが大好きだ。
ラヴィ・シャンカールしか耳にしたことのなかった20歳の私が、初めて耳にした
ワールドミュージック。それがターラブ。
生まれて初めて六本木WAVEに行ったとき(東京に行くのも初めてだった!)
流れていたのだが、あまりのかっこよさに一発で打ち抜かれた。ドッカーン!
その場で購入したことを、こないだのことのように覚えている。
(まさかその4年後、そこで自分が働くようになるとは夢にも思わなかったが)。
アフリカの音楽なのに、ラテンのリズムであったり、旋律がアラブであったり
とにかくいろんな要素が混ざっているにもかかわらず、非常にナチュラル。
それがターラブの不思議なところだ。
ターラブの楽団“カルチャー・ミュージック・クラブ”の皆さんも
とても不思議な人たちだと思う。
私が初めて購入したターラブのアルバムも演奏を録音するのに、
合図もなく初めているような気がする。
つまり、出だしのストリングスがあっていないのだ(笑)。
ただ、徐々に息が会っていく感じがドキュメンタリーぽくっていい。
この録音を生かしたことにも、当時私は感動を覚えたのだ。
できることなら、“カルチャー・ミュージック・クラブ”のみなさんと
話をしてみたい。きっと楽しいだろうな。