同志たち。

先日のKENSEIさんのパーティは、忙しくて行けなかった。
というのも、撮影の下見で忙しくしていたからだ。

現場に着くと早速、カメラをいじり出す。
それから絵になるな、と思えるファインダー越しの景色を、次々と切りとっていく。
そうして、本番のストーリーを考えていくのだ。

仕事が終わって自宅に帰ると、一通の手紙が自宅のポストに入っていた。
Ritzの佐藤典和氏。髪を切ったその日に、私宛に手紙を書いてくれたようだ。
モノをつくる同志としての気持ちが綴られた、こころを打つ手紙。
何度読んでも、じんとくるものがある。


音楽であっても、髪のスタイリングであっても、編集やデザインの作業で
あっても。
モノをつくるという土俵では、どれも同じだ。
少なくとも私は同じ目線で見ている。そのせいか、モノをつくる人とは、
同じことばで話をしている気がする。
それがなんともいえず、心地よい。


幸いなことに、私のまわりの人間はその道の“プロ”が多い。
常に果敢で、厳しく、鋭い。
みな才能に恵まれていて、尊敬できる人々ばかりだ。


こういうかたちで人と繋がっていくことが、幸せだと感じる。
数々の素晴らしい出会いに、感謝したい。