渚@お台場。

ライブの様子。

安いものをたくさん持つより、気に入ったものや上質なものを長く使うことが
好きな私。ぽつんぽつんとスローペースで、好きなものが増えていくことが、
なんだかうれしい。

なんでも手に入ると、どこかつまらない。やっと手にはいった!という気持ちが
ここちいいのだ。

あれ?この快感は、10代のとき入手困難なレコードを手に入れたときの気持ちと
同じだ。

今日は渚@お台場へ行った。
井野元香織ちゃんといっしょ。16:00に新橋で待ち合わせ、
ゆりかもめに乗って行く。


モンスーンカフェで軽い食事。窓際の席に座る。
夜景がとてもキレイ。船やブリッジを見ながら、互いの近況を話す。


18:00前に店を出る。渚の会場からの音が流れてくる。
どうやらフジテレビの建物で、反響しているようだ。
会場に入って行くと、たくさんの人がカッパを着ている。
香織ちゃんと二人で、あちこちのステージをまわる。


風のテントは入れずじまい。そのせいか、少し悔いが残る。
太陽ではデヴィッド・モラレスがDJブースを離れ、ステージの前で
手をたたいて踊っている。観客は大よろこび!


19:30から、加藤雄一郎さん&calmさん&柴田さんのライブ。
開始時間に合わせ、移動する。
開演前にcalmさんや加藤さんが、念入りに音チェック。
テント前にはKAMIがいた。どうやらビデオ撮影を担当している様子。
彼は私に気づき、手を振ってくれた。


いよいよ3人の演奏がはじまる。今日は加藤雄一郎さん中心のセッションの
ようで、12月発売のアルバムの曲を演奏するようだ。
1曲目は、calmさんのハチロクのトラックが印象的な〈A Journey〉。
先日、加藤さんともお話ししたのだが、こういったハチロクの打ち込み
こそ、calmさんの持ち味が出るのだと思う。
だいたい日本人で、ハチロクをやる人は少ない。ましてや打ち込みで
グルーヴィーにつくれる人は、ほとんどいない。
calmさんには4つ打ちだけでなく、もっともっと多彩なリズムを
つくっていただきたいと思う。


話はずいぶん横道にそれたが、2曲目はシンベの音色が魅力的な曲だ。
今回、柴田さんの演奏を目の前で見たのだが、ミスタッチが少なく
非常にファンキー。さすが天下のPONTAさんがみそめた人だ。


calmさんはDAWを走らせながら、microkorgを演奏。
サイン波っぽい音色で、フレーズを繰り返していた。
加藤さんは相変わらず、落ち着いて演奏している。
彼の冷静さがうらやましい。


演奏が終わると、calmさんが加藤さんに耳打ちしている。
MCでアルバムの紹介をしてくれと、指示があったのかも
しれない。

3人は笑顔でテントを去っていった。